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真空成膜

◇ 金属3Dプリンタ

3Dプリンタは、複雑な立体形状のものや複数の材料を組み合わせたものなど、従来の加工法では困難な造形を可能とする技術として注目されています。家庭用としても普及している樹脂3Dプリンタは熱で溶かした樹脂を積み上げる方法が一般的ですが、金属3Dプリンタは金属粉末をレーザや電子ビームなどで溶融・結合させながら積み上げていきます。当研究室では特に、造形部に材料粉末を噴射しながらレーザを集中的に照射し溶融させる、指向性エネルギ堆積法(DED方式)の研究を行っています。

金属3Dプリンタによる造形の様子

◇ 応用例

金型や部品の補修・コーティング

DED方式は部分的な造形や複数種の材料を用いた造形ができるため、部品そのものを造形する目的だけでなく、摩耗した金型や部品の補修や、表面の硬度や強度の向上を目的としたコーティングの手法としても注目されています。この方式は、材料供給とエネルギ供給を同時に行うため、造形物の物性に関与する要素がとりわけ複雑になっています。そこで当研究室では、造形時の条件が物性に与える影響とそのメカニズムを明らかにし、物性の予測・制御を可能にすることを目標に研究を行っています。

DED方式の概要図

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